2018年6月27日水曜日

【明るい出口を意識して聴く】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


従業員の具合が悪そうな時、
お客様から何かクレームを受けた時、
従業員が何か失敗した時など、
彼らとどんな関わり方をされている
でしょうか?

報告、連絡、相談の中でも、
ネガティブ要素が入っている時に、
そんなつもりはないのに、聴いている
うちに不快感で体中が満たされ、
とげとげしい終わり方になって
しまったご経験は誰しもお持ちでは
ないかと思います。

トップと従業員の直接の接点は、
すべてが育成の機会。
目の前の事態にどう対応するかを
従業員はよく見ています。

大切なことは、どんな厳しい状況に
追い込まれたとしても、感情的に
取り乱すことなく、ピンチを
チャンスと捉え、終わり際をいかに
明るくするか。

この対話の終わり際が、暗いトーンに
なるのか、明るい希望を感じさせる
ものとなるのかは、その後の部下の
仕事ぶりに大きな影響を与えます。

従業員のパフォーマンスを上げる
シンプルな方法は、ご機嫌で仕事を
してもらうこと。

私が28歳の時、ゼロから会計の
アウトソーシング事業を任された際、
私を入れて5人だった時に一度に
3人の社員が辞めたいと言ってきた
ことがあります。

しかも残ってくれたのは、当時、
一番苦手だった女性。
心に鉛のような鈍い重みを感じながら
怒鳴られるのを覚悟で、社長に
報告した時の反応に驚かされました。

電話だったのですが、なんとも
明るい声で「あ~、よくある、
よくある、また、・・・」と。

言葉はよく覚えてないのですが、
とにかくメッセージとして受け取った
のは、「よくあることだから
気にするな、次がんばれ」といった
こと。
これには救われました。

お陰で真っ暗闇を放浪しているような
気分から、太陽の光を浴びて
生き返ったような感覚になり、
新しい組織づくりに邁進することが
できました。

ネガティブ要素を持った従業員からの
報告、連絡、相談にどう対応するかは
その後の、彼らのパフォーマンスに
甚大な影響を及ぼします。

こういう時の対応が上手いトップには、
ある共通項があります。
それは、「すべての体験は未来の糧に
なるという信念がある」こと。

ピンチの時ほど、打たれ強いタフさを
身に付けさせるチャンス。
従業員が沈んでいる時に、いかに
気分を上げられるトップでいられるか。

日頃から「明るい出口を意識した
対話」を実践することで、従業員の
高いパフォーマンスを引き出して
行きましょう!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング



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