2018年7月20日金曜日

【愛されるリーダーは、自己開示力が高い】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


「愛されるリーダー」と聞くと、
どんな人物を思い浮かべます
でしょうか?

いつも笑顔で周りを明るくする人。
社歴、年齢、性別関係なく、個々の
話に心から耳を傾けてくれる人。

責任は自ら引き取り、手柄は部下に
渡す度量の大きさを持つ人。
今の環境に振り回されることなく、
最適な環境を生み出すことが
できる人。

などなど。
挙げればきりがないのではない
でしょうか?

そんな中、あまり注目されにくい
のですが、実は重要度が高いのが、
この“自己開示力”。

しかも、その伝え方が大事。
励ますつもりで失敗体験を話した
ことが、「やっぱり無理!」という
気持ちを強化してしまうリスクも
あったり。

さらなる上を目指してもらおうと、
自分の成功体験を伝えたところが、
「ただの自慢話」にしか聞こえず、
うんざりされてしまったり。

誰もが何度となく、そんな失敗を
してしまった覚えがあるのでは
ないでしょうか?

では、愛されるリーダーの自己開示は
一体どこが違うのか?

それは、ズバリ『相手目線』

いやいや俺(私)だって相手目線で
伝えているつもりなんだけど、
反応が思わしくないんだ。

と言う方もいらっしゃるのでは。

そういう方との違いは、話しながら
『俯瞰目線』を持てているかどうか。

どちらも動機は善。
目の前の社員を元気付けたいとか、
もっと上を目指してほしいとか、
そういう思い。

ただ、スタートはそうでも話し始めた
段階で、話す内容にのめり込んでいる
自分に気付いたことはないでしょうか?

俯瞰目線を持っているリーダーは、
その対話全体の方向性を
コントロールしています。

愛されるリーダーは、対話の最初から
最後までその目的から目を離しません。

目的が、社員の成長を促すことと
定めたらあくまでそこに必要なこと
だけを自己開示します。

人はどうしても自分の体験談を語り
始めると、当時の事が次々と思い
出されて、それをまた語りたくなって
しまいます。

その気持ちをいかに自制しながら、
当初の目的に添った対話に専念
できるかが大きな分かれ目。

もう1点。
自己開示力に関して重要なことが、
『自分を受け入れる力』。

自分が得意なことも苦手なことも
ありのままに受け入れる力。

人は、自分を受け入れられる範囲で
しか人を受け入れることはできません。

自分の弱いところも丸ごと受け入れ
られる人が、自己開示力も高く、
愛されるリーダーとなるのです。

人のことを絶対許せないという思いが
強く出る方や、自己開示することに
内容によって抵抗を感じる方は、
ご自身の心の声に耳を澄ませてみる
ことをお勧めします。

相手の心の声を聴く上で、欠かせない
のは、自分の心の声を聴けるように
なること。

愛されるリーダーへの一歩は、そんな
ところからも始められます。


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング


0 件のコメント:

コメントを投稿