2018年3月30日金曜日

【場の力を使って”聴く”】

こんにちは。
社長の社外女房役
聴く力コンサルタントの安田剛です。


何かしら困難や課題に直面している社員を
呼んで話を聞いたものの、社員があまり
話さなかったとか、反応にイライラして
つい感情的になってしまったこととかは、
ないでしょうか?

普段から社員と話しやすい関係づくりが
できている場合はいいですが、そうでない
場合、社員の本音を引き出したい時は、
いくつか配慮する必要があります。

その中の一つが、「安心・安全な場」と
社員が感じられる場で話すこと。

大事な話で、本人が周りに聞かれたくない
ような内容の場合は特に、場を選ぶ必要が
あります。

社内でリラックスして話せるスペースが
あればそれでもいいですが、会社を離れた
方が気分も変わり、いつもとは違った話も
しやすくなります。

お勧めは二つ。
一つは、寛げる雰囲気のあるゆったり
とした空間のあるカフェ。
もう一つは、歩きながら。

まず、寛げるカフェ。
選ぶポイントは、空間が広めで、何か
明るい話題になる要素があるとベター。

外の場所を使う理由は、いつもとは違う
環境で、違う話題を話しながら
リラックスした雰囲気で本音を話し
やすくすること。

なので、事前に情報収集して、話題性の
あるお店を見つけておくのがベスト。

これは若手社員やカフェ好きな女性社員に
聞いておくのが一番確実です。

こうした事前のちょっとした配慮が
間接的に良い影響をもたらします。

もう1点の歩きながら。

この一番の効用は、体を動かし、視界が
広がることで、気分が開放的になり、
心の扉が開きやすくなること。

どちらも場の力を味方に付けることで、
心を少しほぐした状態から会話に入れる
ことが大きなポイントになります。

社員との関係がギクシャクしていたり、
スムーズに行かないと感じた時は、
「場の力」をうまく使って、社員にとって
心の鎧を外せる場を用意しましょう!

“社員の幸せを願う社長”の幸せを
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聴く力コンサルティング

2018年3月29日木曜日

【社員の成長を促す聴く力】

こんにちは。
社長の社外女房役
聴く力コンサルタントの安田剛です。


成長が期待されながらも、もう一つ
伸び悩んでいる社員に対してどんな
接し方が望ましいでしょうか?

こういう場合、目立った成果が出ない
状況が続くほど、本人は周りが思う以上に
不安やプレッシャーに苛まれやすいもの。

そんな時、社長のちょっとした一言が
大きな勇気に繋がることもあれば、
余計に気持ちをへこませる要因に
なったりもします。

大切なことは、どう声をかけるかよりも
どう話を聴くか。

本人は、焦りから空回りしている可能性が
あるので、まずは、安心・安全な場を
用意して、今の気持ちを吐き出してもらう
必要があります。

社長に弱音のようなことを吐くのは、
社員にとっては勇気がいること。

でもここを引き出せる社長さんは
間違いなく聞き上手。
社員の皆さんからの信頼度も抜群に
高いことと思います。

ただ、聴くのはそんなに得意でない
と言う方に、こんな状況に陥っている
社員の話を聴く時の基本パターンを
ご紹介致します。

1.何を話しても大丈夫と言う安心・
安全な場を用意する。

2.本人が現状をどう見ているのか、
事実と感情の両面から丁寧に聴く。

3.本当はどうなったらいいと考えて
いるのか、目指している姿を聴く。

4.現状を好転させる為の、良い材料
探しをしてフィードバックする。

5.本人が動きたくなる最初の一歩を
引き出し、エールを送る。


具体的な聴き方は、別の回に書きます
ので、まずは、上記の基本パターンを
念頭に入れておかれることを
お勧めします。

社長が、社員の成長を心から信じて
聴く姿勢は、社員の心に「温かみと
活力」をもたらします。

トップの姿勢は社内に伝染します。
最初は、話し下手、聞き下手でも
構いません。

聴く力の土台は、信じる力です。
芽が出るのが早い社員、ゆっくりな社員
それぞれなので、社員の成長を心から
信じて辛抱強く聴いて行きましょう!

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2018年3月28日水曜日

【信頼の絆を育む聴く力】

こんにちは。
社長の社外女房役
聴く力コンサルタントの安田剛です。

信頼できる社員ともう一つ信頼し難い
と感じる社員がいるとしたら、その
違いはどこにあるのでしょうか?

社歴の長さの違いでしょうか?
それとも、馬が合うあわないの
問題でしょうか?

普段から、マメに報告・連絡・相談が
ある社員は、行動を捉えやすいので
信頼感を持ちやすいもの。

一方、仕事はできるけれども、あまり
報連相がない社員だと、ほんの一度
風邪で休んだだけでも懸念を抱いて
しまった経験もあるかもしれませんね。

社員にもいろんなタイプがいるので、
彼らが社長に信頼感を持って仕事を
してくれるには、こちらからの積極的
アプローチが求められます。

大事なことは、社員を信頼できるか
否かを相手の言動任せにすることなく、
信頼する立場に立って、好意的関心を
持って接すること。

人を大切にする経営を実践される
社長さんは、このあたりがマメです。

例えば、毎月給料日に給与明細と共に
メッセージカードを添える社長さんは、
普段から褒めネタ探しをされています。

これはご自身で観察するだけでなく、
関係する社員に、褒めネタと、「もっと
こうしてくれたら助かる、有り難い」
といったことも聴くことで、情報収集
しています。

聴かれる側の社員も、自分もメッセージを
もらっているので、返報性の法則が働き、
積極的に褒めネタと、もっとよくなるために
という観点でのコメントをしてくれる
そうです。

こうなると好循環ですね。
ここで重要なことは、相手の善意に
働きかける聴き方をすること。

猜疑心から聞くと、猜疑心で返って
きやすいのと同じく、善意に働きかける
聴き方をすると、善意で返ってきます。

すべてのスタートは社長から。
社員から信頼される社長さんの会社は
安定した強さを発揮しています。

まずは、社員一人一人に好意的関心を
持って、相手の善意に働きかける
聴き方を実践することで信頼の絆を
育んで行きましょう!

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2018年3月27日火曜日

【聴く力は気付く力】

こんにちは。
社長の社外女房役
聴く力コンサルタントの安田剛です。

聴いてもらって嬉しかった体験には
どんなことがあるでしょうか?

何かいいことがあったときに、
こちらから何も言う前に、
「何かいいことあったんですか?」
と明るいトーンで聴いてくれた時とか。

逆に、ちょっと心に引っかかることが
あった時に、こちらから何も言う前に、
「どうかしましたか?」と
心配顔で聴いてくれた時とか。

心当たりがきっとあることと思います。

共通するのは、こちらの気配を察知して
感情の周波数を合わせて聴いてくれた時
ではないでしょうか。

この“気配を察知する”ということは、
気付く力があるということ。

“気付く”ということは、関心を持って
その人の様子を見ているということ。

聴く力がある人、聞き上手な人というのは、
間違いなく気付く力が高い人。

社員のやる気を引き出す、成長を促すには、
社員の小さな変化にも“気付く”ことが大切。

まずは、普段から社員への関心の度合いを
もう一段上げることで、気付くセンサーを
磨いて行きましょう!

一人一人の変化は勿論のこと、関係性の
変化にも焦点を当てて気付く力を磨くと、
より適切な聴き方、声のかけ方ができる
ので、お勧めです。

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2018年3月23日金曜日

【良く見て、良く聴く】


こんにちは。
社長の社外女房役
聴く力コンサルタントの安田剛です。

社員の成長を促す上で、欠かせないのが
社員の声にならない声を聴く力。

その声にならない声を聴く上で、
欠かせないのが、観察力。

良く見て、良く聴くことで、彼らの
心理状態が浮かび上がってきます。

特別に難しく考える必要はありません。
今までよりちょっと気をつけて
見てみるだけでOKです。

朝出社したときの表情、声の元気度合い、
歩く姿勢、普段との違い等々。

必ず、これまでとは違った発見があります。
その積み重ねで、声のかけ方が確実に
変わります。

社員は社長の変化に敏感です。
特に、普段自分がやっている仕事ぶりを
好意的に認めてくれたりしたら、
やる気にならないわけがありません。

特に本人が努力してやり続けている
ことにスポットを当ててもらったり
したら、効果絶大です。

例えば、毎朝人より早く来て、皆の机を
ピカピカにしていることとか。

他の人が注意を受けているときも、
我が事と捉え、メモを欠かさないとか。

わからないことがあったら、必ず
その場で必要な人に質問をする
習慣があるとか。

そういうところを見逃さず、本人に
一言ちゃんと見ていることが伝わるように
声をかけることが大事です。

社員を良く見ることで、気付くことが増え、
良く聴くことで、社員のやる気が高まる
好循環を生み出して行きましょう!


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