2018年8月29日水曜日

【ルーツの声を聴き、ルーツから応援される自分になる】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


素晴らしい経営者の共通項の一つ。
応援される力が高いこと。

それは、会社の経営理念に共感して
下さるお客様がたくさんいる。

社会からも良い影響を与える存在
として求められている。

社員からは、ここで働くことが
誇りに感じられるので、社長を
応援したいと言う気持ちを
持たれている。

世の中がそういう会社で溢れる
ようになれば素晴らしいことですね。

とはいえ、ウチはまだまだ程遠い!
若しくは、道半ばと感じた経営者
の方が多いのではないでしょうか?

そんな方にお勧めなのが、今回の
テーマ。
【ルーツの声を聴き、ルーツから
応援される自分になる】こと。

ルーツは自分にとって、大切な
根っこ。
この根っこなくして、今の自分は
ありません。

立派な大木には、漏れなく、見えない
土の中に、立派な根っこが張り巡ら
されています。

目に見えない土の中で根っこが
栄養分をしっかり吸収するからこそ
枝葉が伸びてくれます。

私達も、元々ルーツからたくさんの
栄養分を受け継いでいるのですが、
それを意識して活かせている人と、
そうでない人がいます。

以前もご紹介した『なぜ、うまく
いっている会社の経営者はご先祖を
大切にするのか』著者、天明先生は、
「徳の継承と不徳の浄化・抑制」と
いう言い方をされています。

「徳を継承するには、何よりも親・
祖先の徳を知り、その喜びを共有し、
讃え、感謝し、受け継ぐ努力を
すればよい。」

「親・祖先の不徳については苦しみ
悲しみを共有し、慰霊するとともに
縁を近づけず、反面教師として
受け継がない努力をする。」と。

私は、ルーツから受け取ったいろんな
形の栄養分を、“どう解釈し、どう
人の喜びにつながるよう活かしていく
のか“が大事だと考えています。

まず、ルーツに意識を向け、少しでも
その想いに触れようとすることで、
見えてくること、気付かされることが
色々と出てきます。

その上で、『自分が受け継いでいる
であろうご先祖様の要素をどう
活かすと、周りの喜びを最大化できる
のか?』という問いを持つと、
ご先祖様に応援されやすい行動が
取りやすくなります。

人は目に見えることに対しては意識が
向きやすいですが、普段目に見えない
ことに対しては、意識的にそこを
見ようとしない限り見えません。

ルーツの声に耳を傾ける習慣を持ち、
ルーツから応援される自分になる
ことで、社会から必要とされ続ける
永続企業として発展して行かれます
ように!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング


2018年8月23日木曜日

【本音を引き出す聴き方3つのステップ】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


社員がまだ10人以内位の時は、
ワンフロアで目も届きやすく、
一人一人の性格や何に動機付けられ
やすいかも見えやすいもの。

ところが、20人も超えて、
一人一人に目が行き届きにくく
なると、特に新しいメンバーの
本音が読めなくて、小さなボタンの
かけ違いから大きなトラブルに発展
した経験をお持ちの社長も多いのでは
ないでしょうか?

業績が順調に拡大する中で、そうした
トラブルが発生した時は、要注意。

特に誰に何を任せたのかという点に
起因していることがわかった場合は、
丁寧な対応が求められます。

誰もが社長の前では、いい顔をしたく
なるもの。

社長の「これよろしく!」に、
「はい、わかりました。」とその場では
答えたものの、後で、何で俺(私)が
・・・となるシーンはよく見受けられる
こと。

だからこそ、何か問題が発生した時は、
現状を点検し直すチャンス。

特に、個々の意思が仕事にどう反映
されているのかは要チェック。

その際、重要になってくるのが、本音を
引き出す力。

そういうのが苦手なんだよね!という
方も大丈夫。
何事にも基本がありますから。

その基本を忠実に実践すると、大きく
外すことはありません。

その基本とは・・・

【本音を引き出す聴き方3つの
ステップ】

1.       自分の気持ちを整える
2.       相手の心に寄り添う
3.       本当の自分で向き合う
(策を弄しない)

シンプルですが、上手く行く人は
これができていて、そうでない方は、
逆をやってしまっています。

例えば、面談する前の意識が、どうも
彼(彼女)は本音が良くわからないん
だよなと疑心暗鬼だったり。

自分の訊きたいことを訊くことが
優先され、相手がどう思っている
のかに意識が向いていなかったり。

どう本音を引き出すかと、策を巡らす
あまり、自分自身が本音で向き合えて
いなかったり。

お心当たりはないでしょうか?

今度、社員の方と向き合う機会が
あれば、是非、この3つのステップを
思い出してお試し下さい。

実践のヒントとしては、自分の
気持ちを整えるには、まず、ゆっくり
息を吐いて、呼吸を整えること。

相手の心に寄り添うには、相手を
主役にして、本当はどうなったら
嬉しいか、どうなることが一番
辛いのかを想像してみること。

本当の自分で向き合うには、伝え
ようとしていることは、損得に
根差したものか、それとも、本来の
願いに根差したものかを自問して
みること。

といったことを、実践すると
効果的です。

社員の本音を引き出すことで、
彼らの本気を引き出すことが
できますように!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング


2018年8月14日火曜日

【お盆とお正月は感謝力を育む好機】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


今日はお盆の中日。
最近は、夏休みを社員の皆さん
分散してとるようにしている会社も
多いことと思います。

この時期、日程はそれぞれ前後する
ものの、人を大切にする経営を
実践されている企業では、社員の
皆さんも実家に顔を出し、お墓参りに
行く人も多く見受けられます。

私が尊敬する社長さん方は、皆さん、
ご自身がお墓参りをされるだけでなく、
社員の皆さんにも奨励されています。

こういう習慣が身についている人は
感謝力が高くなるので、日頃の仕事
ぶりでも、お客様へは勿論、共に
働く仲間への気配りも欠かさなく
なってきます。

自社で働く従業員の皆さんが、パート
アルバイトの方も含め、全員が
そういう習慣を持った人たちだと
したら、心強く感じるのではない
でしょうか。

私は、クライアント先でも、毎月
開催する【聞き上手の会】でも、
お盆とお正月の時期は、大切な
家族やご先祖様との対話について
必ず話題に入れるようにしています。

そんな中で、こういう女性が
いらっしゃいました。

彼女は男性にはモテるのですが、
どうも本人曰く男運がないと。

それが、ご両親との関係を見直し
たり、ご先祖の思いを感じるように
したりする中で、変化が表れて
きました。

新しくできた彼が、お墓掃除の
やり方を教えてくれたと。

この話を聴いて、今度は大丈夫だと
私も安心できました。

息子、娘を持つ親御さんなら同じ
ような気持ちになるのではない
でしょうか。

この女性、今ではこの男性と無事
結婚して子供も産まれ、幸せに
過ごしているようです。

皆さんの会社では、社員の皆さん、
お墓参りの習慣がある人はどの位
いらっしゃるでしょうか?

あまりいなさそうと思われた社長さん
大丈夫です。

まずは、お休み明けの会話から。
実家のご両親の様子を聞いてみる
ことから始めるのも一つ。

その時に、ご自身が何か実践して
いることがないと説得力がないので、
実家に電話一本入れることからでも
始めてみてはいかがでしょう!

日頃、気配りや感謝の気持ちが
足りない社員に苛立ちを感じている
ことがあるとしたら、お盆とお正月は
チャンスです。

ご先祖を敬う姿勢、ご両親を大切に
する姿勢を示すことで、感謝力を
育むきっかけをつくって行きましょう!


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聴く力コンサルティング


2018年8月7日火曜日

【聞き上手な人の3つの特性】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


聞き上手な人、というとどんな
イメージを持たれています
でしょうか?

にこにこ笑顔で否定せずに聞いて
くれる人。

他言しないので、安心して話せる人。

好意的に反応してくれる人。

もやもやしていたことを、聞きながら
整理してくれる人。

いつも何かしら気付きや学びが
あるので、思わず何でも話して
しまいたくなる人。

その人のことを想像するだけで、
安心感が持て、相談したくなって
しまう人。

他にも、皆さん、それぞれ思う
ところがあるのではないでしょうか。

表現は違えど、自分にとって嫌な人
ではなく、好意を感じる人である
ことは間違いなさそうですね。

そんな聞き上手な人にはいろんな
要素がありますが、私が考える
聞き上手な人に欠かせない3つの
特性を今日はお伝えしたいと
思います。

まず、1点目。
「相手を裁かず、フラットな姿勢を
保てる」

何を話しても、否定されず、裁かれる
ようなことがない。
自分と他人を比較せず、フラットな
姿勢で相手を尊重して聴いてくれる
存在は嬉しいものです。

2点目。
「相手の言葉そのものに捉われず、
心の声に焦点を当てて聴ける」

人はついつい相手の言葉に敏感に
反応してしまいがちですが、
聞き上手な人は、言葉そのもの
よりも、本当に伝えたい真意は
何かという心の声に焦点を当てて
聴く事ができます。

3点目。
「真摯に向き合い、喜びの種を
見つける力が長けている」

ついつい何でも話したくなるという
ことは、話していて楽しいから。
ということは、聞き上手な人は、
目の前の人の喜びに敏感。どんな
ことが嬉しいのか、どんな話題で
表情や声が明るくなるのかを見逃し
ません。

聞く事が苦手だなと思っている方は、
まず、3番の「喜びの種を見つける」
ところから始めてみるのをお勧め
します。

個々の、仕事の中にあるちょっとした
喜びの種、プライベートにおける
喜びの種。是非、探してみて下さい。

確実に明るい会話が増えて行きます。


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