2018年9月26日水曜日

【捉え方の美学を持つ】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


周りとの関係でギクシャクしたものを
感じているとき、普段どこに焦点を
当てているでしょうか?

自分なりの解決パターンを持っている
人もいれば、極力触れない、避ける
という選択をする人もいれば、
なんとか関係改善する方法を模索し
続ける人もいることと思います。

とはいえ、ギクシャク真っ只中の時は
大概、相手への批判的な思いが頭の
中を渦巻いているのではないでしょう
か?

そんな時役に立つ、優れた経営者、
人物に共通する捉え方の傾向が
あります。

それは、「すべての出来事は成長の
機会」と捉えること。

最初はそうは思えなかったとしても、
そう捉えたとしたら?と考える思考
習慣を持っている人は、大きな
トラブルに巻き込まれても落ち込む
時間が短く、スピーディーに次の
一手を繰り出し続けることが
できます。

会社を経営していると、以前はいい
関係を築いていた取引先が、急に
態度を変えて、ありえないと思われる
ような条件を提示してくる状態に
直面することもあります。

特に、会社の歴史が100年を超える
ような老舗の場合、お話を伺うと
何度となくそういう厳しい局面に
さらされながらも乗り越えて
いらっしゃいます。

この場数を踏んでいらっしゃる
経営者の方々の捉え方には
ある種の美学すら感じます。

たまたまそう捉えてみたという
ようなレベルではなく、幾多の
困難を乗り越えてくる中で
熟成されてきた捉え方。

言い方を変えると、自らの哲学に
まで昇華されたような捉え方。

そういう捉え方をお持ちの方々は、
経営判断にも安定感があります。

とはいえ、人間ですから大なり
小なり、皆さん感情を揺らされる
ことはしょっちゅうあると
仰います。

ただ、その時、「これを成長の機会
と捉えるとしたら?」という問いを
思い出すことで、それ以前のパターン
とは確実に違った未来を生み出す
ことができます。

試す中で、その時によりフィット
する問いのパターンが自分の中で
生まれてきたらしめたもの。

もし、身近になかなか話が通じない
と感じている幹部や取引先の方が
いらしたら、成長のチャンスかも
しれません。

あなたと会社の未来をより輝かせる
捉え方の美学を育んで行くきっかけ
となれば嬉しいです!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング


2018年9月18日火曜日

【経営者の皆さま、幸せに気をつけていますか?】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


いきなり、普段聞く事のない、また
お目にかかることのない問いだと
思うのですが、普段、幸せについて
気をつけていらっしゃいます
でしょうか?

この「幸せに気をつけていますか?」
という問いは、先日開催された第5
人を大切にする経営学会全国大会
において、実行委員長で、幸福学の
第一人者慶応大学前野隆司教授が
ご参加の皆さんに問いかけた言葉。

面白い問いだなあと思ったのですが、
もし不快に感じた方は、どうぞ、
この先はスルーして下さい。

この問いが面白い、または、何か
気になると思われた方はこの先も
どうぞ、お付き合い下さい。

前野先生は、この後、研究者らしく、
エビデンスを元に幸せな社員は
以下のような特徴があるとお話
されました。

・幸福感の高い社員は、低い社員に
対して創造性が3倍高い。
・生産性は31%高い。
・売上は37%高い。
・うつになりにくい。
・パフォーマンスが高い。
・離職率が低い。
・欠勤率が低い。
・利他的である。
・健康で長寿。
・組織を活かす。

こんな特徴があるなら、社員の
幸福感を高めることは100年企業を
目指す会社、永続企業を目指す会社
にとっては、最優先事項の一つと
言えるのではないでしょうか!

では、どうすれば、社員の幸福感は
高まるのか?

前野先生は、幸せのメカニズムの
ポイントを4つの因子で説明して
います。

1因子
自己実現と成長の因子
(やってみよう因子)

2因子
つながりと感謝の因子
(ありがとう因子)

3因子
前向きと楽観の因子
(なんとかなる因子)

4因子
独立と自分らしさの因子
(ありのままに因子)

この4つ揃った人が幸せな人だと。

となると、問うべきは・・・

・社員の誰もがやってみようと
挑戦したくなる風土をつくるには
どうしたらいいのか?

・社内にありがとうと感謝の思いと
言葉が循環するにはどうすればよい
のか?

・悲観的な人も含めて、全社的に
なんとかなると自信を身につけさせる
為にはどんな手を打つことができる
のか?

・社員誰もが、ありのままの自分を
さらすことができ、自分らしさを
伸ばす事で貢献力を高めてもらう
には何ができるのか?

といった問いではないでしょうか。

その為にも、まずは、社員に対して
存在承認から。
「あなたはここにいていい存在」
「あなたはここになくてはならない
大切な存在」

ということを、相手の心の声を
聴くことを通して、伝えて
行きましょう!


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