2018年7月26日木曜日

【愛されるリーダーは、部下の価値観を汲み取る】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


社員経験のある社長とない社長。
社員との接し方で、スタート段階に
おいて、差が出やすいことの一つに、
社員の価値観を汲み取ろうとするか
しないかがあります。

起業当初から数年、必死で走り続け、
業績が安定してきた時期に、中堅で
頑張ってきた社員がポツポツと辞める
会社と、次の成長軌道に乗る会社が
あります。

この違いは一体何なのでしょう?

大きな要因として、現場の社員に
とって、遣り甲斐のある仕事になって
いるのか。

それとも、やらされ感のある仕事に
なっているのかという違いがあり
ます。

この“やらされ感”になっている
要因について考えてみると・・・。

多くは、直属の上長が、部下に任せて
いる仕事の意義、目的を明確に伝え
きれていなかったり、部下が大切に
している価値観を汲み取ることなく、
頭ごなしに指示命令だけし続ける
ことで、部下が自分の意思は尊重され
ないという認識を固めてしまうから。

実にもったいないことですね。

逆に、遣り甲斐のある仕事になって
いる職場の上司(人望があり、
愛されるリーダー)は、部下が大切に
している価値観を丁寧に汲み取り、
任せる仕事の意義、目的をその
価値観につながる形で伝えることが
できる人。

例えば、車の部品製造ラインで働いて
いる若手社員で、人の役に立つ仕事が
したいという価値観を持っている場合。

上司が、納期と不良品を出さないこと
だけに汲々として、その若手社員の
価値観を汲んだ声かけができていないと、
やらされ感になってしまうのは自然な
こと。

逆に、上司が、彼の仕事ぶりに対し、
やってくれたことがいかに、お客様の
喜びにつながるか、その前に、会社に
とってどんな貢献につながっている
のかを称える声かけをしてくれると、
“遣り甲斐”につながるのは間違い
ありません。

このちょっとした、相手の気持ちを
汲んだ声かけができるかどうかで、
人のやる気は大きく変わります。

それができる上司を育てるには、
まず、社長が、幹部やリーダー
クラスの社員に実行できているか
どうかが重要です。

大切なことは、日頃から、社員の
様子を好意的関心を持って観察する
こと。

特に、どんな時に素の笑顔を見せる
のかに注目すると会話のきっかけが
掴みやすくなります。

世代の離れた社員の気持ちは
なかなかつかみ辛いもの。
それは、向こうも同じ。

だからこそ、謙虚にわかろうとする
姿勢が、好感を生みます。

まずは、彼らの見ている世界に
興味を持つことから始めてみる
ことをお勧めします!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング

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