2018年6月17日日曜日

【不機嫌マネジメントからご機嫌マネジメントへ】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


お客様の立場で、その会社へ一歩
足を踏み入れた時、いつもまるで
光が射したかのような明るい会社も
あれば、逆にいつもまるで薄明かりの
地下室にでも案内されたかのような
暗い会社もあります。

その違いは一体どこからくる
のでしょうか?

勿論、業績が良い時は明るく、
業績が悪い時は暗いということも
あるでしょう。
でも、それだけでしょうか?

会社の雰囲気を作っている大本は
まぎれもなくトップである社長。

従業員は社長のことをよく見て
います。特に機嫌が良いか悪いか
には、とても敏感です。

なぜなら、自分の仕事に大なり小なり
影響があるから。

例えば、お客様からのクレームの報告
を受けるとすぐ不機嫌になってしまう
社長の下で働く場合。

従業員はどんな忖度をすることが
考えられるでしょう?

社長の逆鱗に触れるのを避けるため、
クレームを矮小化して伝えるかも
しれませんし、事によっては
報告しないかもしれません。

社長の立場では、そんな馬鹿なことを
すれば、もっと俺(私)に怒られる
だけじゃないか!と思われるかも
しれませんが、従業員の立場だと、
いかに社長の怒りから免れるかを
最優先してしまいがちなので、
真実の情報が上がってきにくく
なってしまいます。

こういう職場環境では、従業員は
本音を覆い隠し、事なかれ主義に
陥りやすくなってしまいます。

逆に、クレームの報告を受けた際、
歓迎の姿勢で受け止め、ピンチを
チャンスに変える手立てを打てる
社長の下で働く場合。

従業員の立場からすると、もっと
小さなクレームからでも報告しよう
とか、まず、何かあったら些細な
ことでも相談しようという気持ちに
なるもの。

前者と後者で会社の雰囲気には歴然と
違いが現れます。

明るい会社を作ろうと思えば、どんな
時もご機嫌でいようと努力する必要が
あります。

ご機嫌でいるというのは、どんな
状況に陥っても、泰然自若として
危機も事態好転の機会とする腹が
決まっていること。

昭和の政財界のリーダーが師と仰いだ
安岡正篤氏は、「照心語録」にて以下の
ように記しています。

「人間の徳性の中でも根本のものは、
活々としている、清新溌剌であると
いうことだ。

いかなる場合にも、特に逆境・有事の
時ほど活々していることが必要
である。

その人に接すると自分までも気が
爽やかになるという、これが人物の
最も大切な要素だ。

そしてかくのごとき人であれば必ず
役に立つ。」

従業員が社長の顔色を伺うのではなく、
お客様の方向を向いて最大限の力を
発揮できるよう、不機嫌を克服し、
清新溌剌として、ご機嫌な状態で
マネジメントして行きましょう!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング


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